江戸の価値観を未来に継承していく印刷店【京はし 満津金】
お店や、商品ができるまでの想いをご紹介いたします。
商品ができるまで
この商品、実は東京2020オリンピックに照準を合わせて開発した手みやげ品でした。準備万端整えて、国内外から江戸・東京を目指し大勢の方々が訪れるのを心待ちにしていたのですが…。
大会開催直前、新型コロナウイルスの世界的感染拡大が発生し、まさかの緊急事態宣言が発出。開催を一年延期しましたが残念ながら開会式をはじめ競技のほとんどが無観客となる異例の大会となりました。
商いにとりまして苦しい3年間でしたが、水際対策が大幅に緩和されたので今後のインバウンド需要に期待しています。
作り手の想い
『江戸の価値感を未来へ継承していく印刷店』として、江戸の美意識や洒落に漂う、さり気なさと、京橋・日本橋に宿る町の記憶を織り込みながら、手づくりにこだわり商品開発を志しています。
ところで「日本橋」と「京橋」の二つの橋は、橋の上に幕府直轄の橋である証の「擬宝珠(ぎぼし)」がかかげられているのをご存じでしょうか?
江戸のころより二つの橋の内側のことを「擬宝珠内(ぎぼしうち)」と呼び、擬宝珠内に出店し、商いすることは今も昔も変わらぬ最上のステータスであり、その擬宝珠内と呼ばれた「日本橋大通り(現 中央通り)」を守りぬいた火消し組が「い組(三越あたりが受け持ち区域)」と、「ろ組(髙島屋あたりが受け持ち区域)」と、「せ組(京橋あたりが受け持ち区域)」であることにフォーカスした商品作りを目指しました。
この商品は江戸の華とうたわれた町火消を描いた<絵はがき><しおり><ぽち袋><シール>などの紙製品と、火消しの半てん柄で染めた手ぬぐいをハンカチサイズにして詰め合わせました。町火消を描くのは江戸町火消錦絵師 岡田 親氏です。
江戸・東京へ訪れた方に「おッ、粋だね、日本橋だね!」と思わせる、手みやげ品としてお使いいただけます。
京橋で生まれ育った私たちだから作れる摺りもので、京橋や日本橋界隈で暮らす人や働く人、そして訪れる人との出逢いを楽しく豊かにしていきたいと願っています。
お店について
江戸以来の町、京橋・日本橋にゆかりの深い「町火消」「擬宝珠」「竹河岸」などを画題にした紙製品と、店主自ら手がけるテーマ型御朱印帖の開発や、江戸町火消錦絵師 岡田 親氏の原画・版画を京橋本店とコレド室町テラス誠品生活日本橋expoで販売のほか、日本橋髙島屋、三越日本橋本店や有隣堂の催事に出店しています。
ご紹介したお店のSNS
ご紹介したお店
お店の名前 | 京はし 満津金 |
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住所 | 東京都中央区京橋二丁目6番5号 |
電話番号 | 080-3543-2668 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
休業日 | 日曜・月曜、祝日 |